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大航海時代の船:小型船

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クレー・パオロ
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紳士、淑女の皆様、こんにちは。
「クレーの本棚」編集長、クレー・パオロです。

おそらくこのブログを読んでくださっている方は大航海時代好きの皆様だと思うのですが、今日はその時代実在した船の歴史などの解説をThe Pirate: Plague of the Deadの船と性能のゲーム内スクショと共に書いてみようと思います。

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最初に書くのはスループです。
この船は通常、マストの前に1つのヘッドセイルと、マストの後方に1つのメインセイルがある、一本のマストを持つヨットです。
このヨットタイプの船はリグの種類に応じて分類されるため、名称として、スループ、キャットボート、カッター、ケッチ、ヨール、またはスクーナーと呼ばれています。通常、スループと呼ばれる船種にはヘッドセイルが1つしかありません。
船に2つ以上のヘッドセイルがある場合、特にマストがボートの後ろに向かってさらに張り出しているタイプはカッターと呼ばれます。

スループという名前は、オランダのスロープに由来します。これは古英語のスルパンという語に関連しているようです。
「スループオブウォー」も存在しますが、これは戦闘用であるという意味であり、特定のサイズや形ではなく船の目的を指します。 そのため、スループとスループオブウォーは同じ船を指しています。

DOL内のバルシャも、カテゴリー的にはこのスループに近い船になると思います。
バルシャも初期は一本マストですが、後に二本や三本のマストを持つ船に発展していったようです。

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カッターは一般的に、その役割によって小型から中型船に位置する船になります。
この船種はこれまで搭載容量ではなく、あくまでも速度を重視した設計をされたシングルまたはダブルマストのデッキ付き帆船でした。
歴史的にはハーバーパイロット、軍隊、および私掠船によって使用される作業船でしたが、意外にもこれらは私たちに最も身近な船で現在のカッターは、一般的に普及しているヨットと同じ系統になります。

動力式カッターは、その機能に応じてサイズが異なります。
大型船と海岸の間で乗客を運ぶための小型ボートは、カッターと呼ばれることもあります。
頑丈な小型船は港のパイロットに使用されており、大規模な外航アメリカ沿岸警備隊、または英国国境警備にも伝統的にカッターと呼ばれる軍艦が用いられています。

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ケッチは2本マストのヨットで、メインマストの高さがミズンマストよりも高く、通常では40フィート以上のボートになります。
ちなみに名前ケッチ(ketch)は、キャッチ(catch)に由来しています。

1600年代にニューイングランドでケッチは広範囲に使用された沿岸船でした。1700年代頃には、現代の表舞台的から姿を消し、スクーナーに取って代わられたようです。

それでは続いてスクーナーを見ていきましょう。
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二本マスト型

スクーナーは、リグの構成によって定義される帆船の一種となります。
通常、2つ以上のマストがあり、デザイン的にフォアマストはメインマストよりわずかに短くなっています。
スクーナーという用語は1700年代初期に北アメリカ東部で最初に登場しました。 この名前は、「水を飛ばす」、または「石を飛ばす」という意味のスコットランド語の単語に関連していると考えられています。

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三本マスト型
スクーナーは、キールに垂直ではなく、キールのラインに沿って設置された帆で主に構成されています。

私たちが現在スクーナーと呼んでいる船種がいつ現れたのかはわかりませんが、最も初期の証拠によると、1700 年頃のオランダの芸術家の絵にあるイギリス海軍の1695 HMSが挙げられます。

スクーナーはより速く帆走するのに十分な強靭さを備え、それに応じて船体形状が樽型にならないように成形されており、伝統的な隆起した船尾甲板と丸く隆起した船首が特徴となています。

このタイプは1713年頃からイギリスや北アメリカで開発されました。
1700年代および1800年代に、現在のニューイングランドおよび大西洋カナダにおいてスクーナー船は沿岸貿易で人気を博しました。また、従来の海上を横断する正方形のリグ船と比較して少ない乗組員で航海することができ、高速で汎用性があります。 3本マストのスクーナーは1800年頃に導入されました。

スクーナーは1800年代後半から1900年代初頭に大西洋周辺で大変人気がありましたが、ヨーロッパでは徐々にカッターに取って代わりました。
1910年までにメイン州バースおよびその他のペノブスコット湾の町では、5本マストのスクーナー45隻、6本マストのスクーナー10隻が建設されました。トーマス・W・ローソンは、建造された唯一の7マストのスクーナーでした。

スクーナーは当時非常に人気がありましたが、帆船としてより効率的なスループ、ヨール、およびケッチに置き換えられ、貨物事業では蒸気船、はしけ、および鉄道に置き換えられてゆき次第に姿を消しました。

いかがですか?メインの船としてはずっと用いない船たちかもしれませんが、ロマンあふれる歴史があるものですね。
あなたのお気に入りはどれだったでしょうか?

次回は中型から大型船を取り上げたいと思います。
では今日も良き船旅を!


 
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Posted byクレー・パオロ

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